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結論として、稚魚の成長段階ごとのポイントを押さえて観察すれば、グッピー稚魚のオスメス判別はスムーズに進みます。

「最近、この稚魚はオスっぽいかも?」
グッピーを飼育していると、ある時期からそんな変化に気づき始めます。
生まれたばかりの頃は、すべて同じに見えていた稚魚たちも、成長するにつれて少しずつ違いが現れてきます。

最初は確信が持てず、「気のせいかな?」と感じる程度でも、
日を追うごとにヒレの形や体つき、色の出方に差が出てきて、
オスメスの違いが“なんとなく”から“はっきり”へと変わっていく瞬間が訪れます。

稚魚の成長段階ごとのポイントを押さえて観察すれば、オスメス判別は決して難しくありません。
特に尻びれの形や体色の変化は、初心者の方でも見分けやすい重要な判断材料になります。

この記事では、

  • 稚魚はいつ頃から性別がわかり始めるのか

  • どこを重点的に見れば判断しやすいのか

  • 写真で確認すると分かりやすい特徴は何か

といったポイントを、実際の成長過程を踏まえながら、初めての方にも迷わず理解できるように整理しました。

「まだ早いかな?」と感じている方も、
この記事を読みながら稚魚を観察してみると、新しい発見がきっとあるはずです。

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グッピー稚魚のオスメスはいつからわかる?

グッピーの稚魚を育てていると、
「いつになったらオスとメスが分かるんだろう?」
と気になる方は多いと思います。

まず大前提として、生まれてすぐの稚魚は、見た目にほとんど差がなく、性別を判別することはできません。
この時期はヒレの形も体色も同じで、オスメスの特徴はまだ表に出ていない状態です。

性別の違いが見え始めるのは、稚魚がある程度成長してからになります。

生後3〜4週頃|「もしかして?」と感じ始める時期

この頃になると、

  • 尻びれが少し細く見える個体

  • 体つきにわずかな違いを感じる個体

が出てきます。

ただし、まだ個体差も大きく、はっきりと断定できる段階ではありません。
あくまで「オスっぽい気がする」「メスかもしれない」という予想レベルです。

生後5〜6週頃|判別できる個体が増えてくる

成長が順調な場合、この時期から

  • オスは尻びれが細長く伸び始める

  • メスは尻びれが扇形のまま

といった違いが、目で見て分かるようになってきます。

また、オスは体色や模様が少しずつ出始めるため、
性別を判断できる個体が一気に増える時期でもあります。

生後2か月前後|ほぼ確定できる段階

生後2か月ほど経つと、

  • オスはゴノポディウムがはっきり形成され

  • メスは体が大きくなり、お腹の後方に黒っぽい影が見える

など、誰が見ても分かるレベルまで特徴が揃います。

この頃には、ほぼ確実にオスメスを判別できるようになります。

成長スピードは水温で変わる

なお、稚魚の成長スピードは飼育環境によって変わります。
水温が25〜26℃で安定している場合、成長は比較的早く進み、判別時期も早まる傾向があります。

逆に、水温が低かったり変動が大きいと、
性別がはっきりするまで時間がかかることもあります。


焦って判断する必要はありません。
稚魚の成長に合わせて、少しずつ違いが見えてくる過程を楽しみながら観察するのが、グッピー飼育の醍醐味です。

 

中央に写っている3匹の個体は、尻びれの形からオスと判断できます。

現在、稚魚は全部で約20匹育っていますが、そのうちおよそ3割ほどはオスで確定できる状態になりました。
残りの個体については、まだ成長途中のため、引き続き様子を見ている段階です。

実は10日ほど前から、オスについては「もしかして?」と感じる個体が出てきていました。
ただ、その時点では尻びれの形や体色の出方がまだ曖昧で、判断に迷う部分も多かったため、確信が持てるまでは写真のアップは控えていました。

最近になって、

  • 尻びれが明らかに細長く伸びてきた

  • 体色やタキシード模様がはっきりしてきた

といった変化が揃い、オスと断定できる個体が増えてきたため、今回あらためて写真付きで紹介することにしました。

稚魚の成長に合わせて、少しずつ特徴がはっきりしてくる過程を見るのは、とても楽しいですね。
今後、残りの個体がどう分かれていくのかも、引き続き観察していきたいと思います。

オスメス判別の最大ポイントは「尻びれ」

尻びれ(アナルフィン)をチェック

グッピーのオスメス判別で、もっとも確実で信頼できるポイントが「尻びれ(アナルフィン)の形」です。
体色や模様よりも早く、しかも個体差の影響を受けにくいため、初心者の方でも判断しやすい部分になります。

稚魚を横から、できれば明るい場所で観察すると、違いが分かりやすくなります。

オスの尻びれの特徴

オスのグッピーは、成長とともに尻びれが次第に変化していきます。

  • 尻びれが細長く、先が尖った形になる

  • 全体が棒状に見えるようになる

  • これは交尾器官であるゴノポディウムに変化している状態

  • 早い個体では生後4週前後から、形の変化が確認できる

最初は「少し細いかな?」程度ですが、
日が経つにつれて明らかに扇形ではなくなり、
見ればすぐにオスと分かる形へと変わっていきます。

メスの尻びれの特徴

一方、メスの尻びれは、成長しても基本的な形が変わりません。

  • 尻びれが扇形のまま

  • 幅があり、先端が丸い

  • 成長しても細く尖ることはない

体が大きくなっても、尻びれは幼魚の頃と同じ形を保つため、
オスと並べて見ると違いがはっきり分かります。

尻びれが見えたら、ほぼ判別確定

尻びれが

  • 細く尖っていればオス

  • 扇形のままであればメス

この判断ができるようになった時点で、オスメス判別の精度はかなり高くなります。

色や模様がまだ出ていない段階でも、
尻びれだけで判断できるのが、このポイントの強みです。

迷った場合は、数日〜1週間ほど間をあけて再確認すると、
変化がよりはっきり見えてきます。

 

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体色と模様でもヒントはある

色づきはオスが早い

尻びれほど確実ではありませんが、体色や模様の出方もオスメス判別のヒントになります。
特に成長が順調な稚魚では、色の違いから「これはオスかも」と気づくことがあります。

オスは色や模様が先に出てくる

オスの稚魚は、成長とともに次のような変化が見られます。

  • 尾びれや体の一部に青・オレンジ・黒などの色が出始める

  • タキシード模様やスポットがうっすら見えてくる

  • 個体によっては、生後1か月前後から変化に気づくこともある

最初は「光の加減かな?」と思う程度でも、
日を追うごとに色がはっきりしてきて、
明らかに他の個体と違う存在感が出てきます。

メスは全体的に地味な体色のまま

一方でメスの稚魚は、

  • 体色が銀色〜灰色系で落ち着いている

  • 尾びれにも派手な色や模様が出にくい

  • 成長しても、基本的にはシンプルな見た目

という特徴があります。

体が大きくなっても、
「色で目立つ」というよりは、
丸みのある体型の変化の方が先に目につくことが多いです。

色だけで判断するのは注意が必要

ただし、体色による判別には注意点もあります。

  • 品種によっては、オスでも色が出るのが遅い

  • メスでも、環境や光の反射で色づいて見えることがある

  • 成長スピードの個体差が大きい

そのため、色づきはあくまで補助的な判断材料と考えるのが安全です。

基本は
「尻びれの形を最優先」
「色や模様は後押し材料」

この順番で見ていくと、判別の失敗が少なくなります。

色が出始めた瞬間はとても分かりやすく、
観察していて一番楽しい変化のひとつでもあります。

メスは「お腹の黒い影」に注目

グラビッドスポット(妊娠斑)に注目する

尻びれと並んで、メスを見分ける重要な手がかりになるのが
グラビッドスポット(妊娠斑)です。

これはメスの体の内部にある卵や稚魚の影が、
お腹の後方から透けて見えることで現れる黒っぽい部分です。

グラビッドスポットの特徴

メスの稚魚には、成長とともに次のような変化が現れます。

  • お腹の後方、肛門の少し上あたりに黒っぽい影が見える

  • 成長するにつれて、影がだんだん濃く、はっきりしてくる

  • 早い個体では、生後1か月前後からうっすら確認できることもある

最初は「汚れかな?」と思うほど薄い影ですが、
数日〜1週間ほど経つと、
明らかに消えない黒い部分として認識できるようになります。

稚魚のうちは薄くて見分けにくい

稚魚の段階では、体が小さく透けやすいため、
グラビッドスポットはとても薄く、見逃しやすいです。

  • 光の当たり方で見えたり見えなかったりする

  • 角度によっては全く確認できない

そのため、このポイントだけで即断するのは避けた方が安心です。

判別の決め手は「尻びれ+お腹の影」

グラビッドスポットは、
尻びれの形と組み合わせて見ることで、判別精度が一気に上がります。

  • 尻びれが扇形のまま

  • お腹の後方に黒っぽい影が見える

この2つが揃った場合、ほぼメスと考えて問題ありません。

色がまだ出ていない時期でも使えるため、
尻びれで迷ったときの「最後の確認ポイント」として非常に有効です。

焦らず、明るい場所でゆっくり観察すると、
少しずつ違いが見えてくるようになります。

判別時の注意点

早とちりはよくあるので注意

グッピー稚魚のオスメス判別では、「早とちり」はとてもよくある失敗です。
ある程度知識がついてくると、「これはオスだ」「これはメスだ」と判断したくなりますが、稚魚の段階では思い込みが外れることも珍しくありません。

成長が遅いオスは、しばらくメスに見える

特に多いのがこのケースです。

  • 成長がゆっくりなオスは、
    尻びれがなかなか細くならず、長い間メスのように見える

  • 体色もなかなか出ないため、
    「完全にメスだと思っていたら、後からオスだった」ということもよくあります

このため、「メス確定」と早めに判断しすぎるのは要注意です。

照明や角度で見え方は大きく変わる

観察環境によっても、印象は簡単に変わります。

  • 上から見ると、尻びれが太く見える

  • 水槽のガラス越しでは、ヒレが重なって見える

  • 照明の反射で、ヒレの形が実際より大きく見える

こうした条件が重なると、
本当はオスでも「扇形に見える」ことがあります。

1回で決めつけないのが一番大切

オスメス判別は、一度見ただけで決めるものではありません。

  • 同じ個体を数日おきに観察する

  • 可能であれば、1週間単位で変化を見る

  • 写真を撮って、前回と見比べるのも効果的

時間を置いて見ることで、
「前より尻びれが細くなってきた」
「色がはっきりしてきた」
といった変化に気づきやすくなります。


焦らず、成長を追いかける気持ちで観察することが、
正確な判別につながります。
稚魚の頃は迷うのが普通なので、
“まだ判断しない”という選択も正解です。

まとめ|写真と実物を見比べるのが近道

グッピー稚魚のオスメス判別は、
どこから見るかという順番を意識するだけで、失敗が大きく減ります。

まず、最優先で確認するべきなのは尻びれの形です。
尻びれが細く棒状に変化してきたらオス、
扇形のままであればメス。
このポイントは個体差や品種差の影響を受けにくく、
もっとも信頼できる判断材料になります。

そのうえで、
尾びれや体の色づき、
お腹の後方に見える黒っぽい影(グラビッドスポット)
といった特徴を、補助的な情報として組み合わせるのが理想的です。

また、実物を眺めるだけでなく、
写真で特徴を確認できるようになると、判別の精度は一気に高まります。
尻びれの形の違い、色が出始めたタイミング、
以前の写真との変化を意識していくことで、
「この子、オスっぽいな」と自然に判断できる感覚が身についてきます。

さらに成長が進むと、
ヒレの形はよりはっきりし、
体色や模様も明確になり、
オスは活発に、メスは落ち着いた泳ぎ方を見せるようになります。
この段階になると、迷うこと自体がほとんどなくなっているはずです。

オスメス判別は決して急ぐ必要はありません。
「まだ分からない」時期も含めて、成長の過程をじっくり観察すること。
それこそが、グッピー飼育を長く楽しむための一番の近道であり、
結果的に正確な判別にもつながっていきます。

最初は分からなくて当たり前です。
「分かるようになっていく過程」こそが、稚魚飼育の一番の楽しさです。